映画「太陽の塔」 を新宿シネマカリテで初日初回12時の回を見て来た~
小さい映画館なので、満席。
なんだかんだでしっかり『太陽の塔』公開記念初日トークイベント も見て来た~
こちらパンフと、一緒に映画を見た友人がくれた光るガイコツの指輪
右目が青、左目が緑、鼻が赤くチカチか光るの。笑
楽し~ 嬉し~
映画は、大大大満足!!岡本太郎さんについて私がかつてゾクゾクしながら調べまくったあれやこれやが詰め込まれていて、それプラス新しい見方、概念を得られて、ツボどまんなかで快
感
スクリーンに岡本太郎さんの顔写真がバーンと映った時、涙がボロボロボロボロ~っと流れました。。
学者、研究者、建築家、アーティストなど、たくさんの人へのインタビュー内容でつないでいる映画で、語られる内容がすべて興味深くて前のめり。特に曼荼羅と(ここしばらく曼荼羅に惹かれる) 、中沢新一さんが語ったトルマに興味津々。
岡本太郎さんが1996年に亡くなり、その2年後の1998年に南青山のアトリエを兼ねた邸宅が岡本太郎記念館になりましたが、私が最初に訪れたのは多分その年か翌年。
その後10年間ぐらいは3か月に一度足を運び、記念館見て本をパラパラめくってたまに買って、鬱蒼とした緑に覆われた庭を観察して鐘鳴らして併設カフェで庭を見ながらケーキとビールまたは白ワイン飲むのが流れでした。
だんだん半年に一度くらいの頻度になって、ここ数年は年に2度行ってない年もありそう。
太陽の塔と同時期に太郎さんがメキシコのホテルに依頼されて制作した巨大壁画「明日の神話」が、ずっと行方不明だったのが、メキシコの資材置き場で見つかって、、、というか敏子さんが執念で見つけたという大ニュースが2003年にあって、それから修復が行われて2006年の7月に汐留で一般公開されました。
奇跡的に壁画を発見した太郎さんの長年のパートナーの敏子さんは、その後もとても生き生きしてキラキラした大きな笑顔を見せてくれていたのに、壁画修復完成の1年前の2005年4月に突然亡くなってしまいました。
岡本太郎記念館の庭で、敏子さんを見た数日後に訃報を聞いてウソでしょ?!と信じられなかったっけ。。
今日映画上映後の監督のトークイベントの時、客席脇に関係者のみなさんがぞろぞろ入ってきました。
敏子さんの甥で、記念館の館長の平野さんもいて、私の席のすぐそばに立ってイベントの様子を見てました。
ずっとお世話になってますって言いたかったけど、言えなかった
敏子さん亡きあともずっと精力的に岡本太郎さんの凄さを世に伝える努力を続けていて、かげながら尊敬してます~。
そうそう、小春さん。
私としては、映画で唯一、小春さんが生きてないな~と感じてしまったのでした
この映画、太郎さんを深く知る人々の、あまりに濃い話がわんさか出てくるので、太郎さんについて語らない小春さんはちょっと異質。
と思ったら、小春さんは、やっぱり太郎さんに影響を受けてはいませんでした。(だと思った!)
パンフレットにあったけど、監督と公私で繋がりがあり、信頼するトップレベルの表現者であり、自由な魂の持ち主であるところから、監督は小春さんに岡本太郎と通じるものがあると感じていたためにインタビューとダンスをお願いしたのだそう。
小春さんのダンスの凄さ迫力がいまいち出てなかったような・・
それでも、印象に残りましたけどね


